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リフォーム瑕疵保険で太陽光発電システムをカバー

2010-05-19 (Wed) 18:28
住宅用の太陽光発電システムの急速な普及で、発電パネルを屋根の上に設置する際の施工品質のばらつきで、トラブルの発生するケースが増え始めている。よくあるケースが、パネルを乗せた架台を固定するビスは本来垂木か、垂木に取り付けた補強板に打たねばならないところ、垂木などから外れて野地板を貫通しているケースがある。パネルの設置工事は、メーカーの責任施工とそうでないケースがある。後者の場合は、設置に不具合があっても、メーカーの責任を問うことはできない。
pvrousui
参考記事:ケンプラッツ 
100625 太陽光発電載せた各屋根材の雨漏り危険度、国交省が一覧表に
100622 雨漏りが問題に、住宅用太陽光発電パネル

いよいよ太陽光発電システムの施工にもリフォーム瑕疵保険適用にむけての準備ができてきた。

国土交通省は太陽光発電パネルの設置工事の施工基準などを策定した。同基準は、住宅瑕疵担保責任保険法人が実施するリフォーム瑕疵保険の施工・検査基準として位置づけられたもの。ただ、太陽光発電パネルの普及で、不良施工による雨漏りなどの不具合が増えてきていることから、基準を広く公表し太陽光パネル施工業者にも参考にしてもらうことで、トラブル防止にもつなげたい考えだ。

基準のポイントは、
(1)事前調査を行い工事個所に著しい劣化などがある場合は計画に補修を含めること
(2)屋根を貫通する部分は接着面の清掃などを行ったうえでパッキンやシーリング剤などを用いるなど適正に防水措置を施すこと
(3)外壁を貫通する部分は屋内に雨水が浸入しないよう屋外側に下り勾配とするとともに、シーリング剤などを用いるなど適正に防水措置を施すこと

詳しくは:
国土交通省 100517 太陽光発電パネルの設置工事に係る施工・検査基準の策定と講習会の実施
               太陽光発電パネルの設置工事に係る施工・検査基準

国交省では、同基準をはじめ、既存住宅売買やリフォーム工事における瑕疵担保責任保険施工・検査基準全体についての無料講習会を全国で実施する。対象は、住宅事業者や住宅瑕疵担保責任保険法人の検査員など。実施時期は、6月から8月の予定。全国約10ヵ所程度での実施を予定している。

太陽光発電の施工にはトラブルが絶えない。

朝日新聞社 100106 太陽光発電、雨漏り注意 「設置工事で穴」苦情相次ぐ

リフォーム瑕疵保険制度が適用になれば、検査機関から現場検査が入るので施工不良は事前にかなりの割合で避けることができるようになると期待できそうだ。住宅業界にとっては、数少ない有望な商品であるだけに、健全な市場に育つよう万全の対策で臨みたいものだ。
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