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住生活グループとLIXILの世界戦略

2011-05-20 (Fri) 15:04
 住生活グループの中核となるLIXILは、トステム、INAX、サンウェーブ工業、新日軽、東洋エクステリアの5社が統合し、今年4月に発足した会社。国内リフォーム市場と急拡大する世界市場をターゲットにした経営戦略で、市場を席巻しつつある。 

2011年8月、住生活グループによる海外大型買収の第一弾が実現した。630億円を投じてイタリアのインテリアメーカー「パルマスティーリザ」社を買収することを決めた。同社は、ビル用カーテンウォールの大手で、連結年間売上高は約10億ユーロで、世界27カ国で事業展開する国際企業。各国での独占禁止法をクリアしなければならないので、株式の取得が完了するのは本年12月となる見通し。この買収で、住生活グループの海外売上高は一挙に1500億円規模に膨らむ。パルマ社の販売チャネルを活用して、衛生陶器やキッチン、サッシなどの建材類の売上も増えれば、更に買収の成果が拡大する。元GE社の藤森LIXIL社長にとっては、着任後初の大型M&A案件となったもので、今後の展開が楽しみだ。

参考:株式会社LIXILによるPermasteelisa社株式取得に関するお知らせ(2011/8/4)     110914
企業M&Aや合従連衡など住生活グループの動きに目が離せない。2016年3月期の連結売上高を11年3月比で2.5倍の3兆円に引き上げる強気の計画を達成するには、積極的な買収が欠かせない。そのうち1兆円は海外で稼ぐ方針。2010年度の海外部門の売上の実に25倍なので、これを実現するには毎年1000億円規模の買収を手掛けねばならない。少子化を迎えた国内市場の縮小するなかで、海外市場に成長の基盤を確立せんとするもの。参考:住生活経営ビジョン2011   11502

今年4月にはシャープと太陽光発電やLED照明機器分野で提携し、省エネ住宅設備とサービスを共同開発、販売する合弁会社の設立に合意した。エレクトロニクスと建材の融合がいよいよ鳴動し始めた。
 
住生活グループの総合戦略を実現する上で欠くことのできないエレクトロニクス分野を補完する強力なパートナーとして選ばれたのがシャープだ。シャープの視点からも、今回の提携で同社が得意とするLED分野で、住生活グループの強力な工務店ルートなど独自の販売網を利用するメリットがあり、オフィスなど非住宅分野への足掛かりをつかむこともできる狙いがある。合弁会社の詳細は今後明らかになるという。


今回日本オラクルが受注したのは、従来ばらばらだった経営管理基盤の統合を図り、事業会社の統合による相乗効果をいち早く発揮するためのもの。まずは会計システムの統合から着手するという。

 更に、今後の世界市場をにらんだグローバル展開を前提とした多言語、複数通貨や国際会計基準(IFRS)への対応も視野に入れているという。今回オラクルのERPパッケージを採用した理由には、M&Aや企業の統廃合などに起因する統合や企業追加に柔軟に対応できる点が評価されたという。業務プロセスの効率化や統合と経営情報の可視化が不可欠な超ビッグビジネスには欠くことのできないバックボーンを強化したもの。
 

住生活グループ 社長にGE藤森氏内定 委員会会社へ移行 110502
住生活グループは5月2日、米ゼネラルエレクトリック(GE)上級副社長兼日本GE会長の藤森義明氏を8月1日付けで社長に迎える人事を発表した。GEでアジア戦略を担当してきた藤森氏の経験を活かして、中国やアジア、更には欧米でのグルーバル市場開拓を加速する。同社の潮田会長が期待するのは、藤森氏の経営手腕と国際経験。

更に、同日の発表によれば、経営の執行と監督の分離を図り、国際市場での執行役による迅速な経営意思の決定と経営の透明性を確保するため、従来の監査会社から委員会会社への変更を決定したとのこと。

上記の藤森氏は、6月の定時株主総会で住生活グループの代表執行役社長兼LIXILの代表取締役社長に選任される予定。  グローバル会社への転移が着実に進んでいる。
住生活グループは5月16日~17日、クロスやカーテンなどのインテリア商材で長い歴史と実績を持つ川島織物セルコン(京都市左京区)とプレカット材等木材製品に強いハイビック(栃木県小山市)を子会社化すると発表した。

住生活グループの総合戦略を実現する上でこれまで不十分だった分野の強化でグループ全体の総合力とシナジー効果を狙うもの。いよいよ住生活グループが本格稼働を始めた模様である。110525