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既存住宅インスペクションのガイドライン公表

2013-06-25 (Tue) 16:19
6月17日、国土交通省よりインスペクションのガイドラインが公表されました。(参考資料

 ガイドラインは、消費者が中古住宅の取引時点の物件状況や品質を把握できるようにするため、第三者が検査を行う物件検査(インスペクション)について、検査する第三者に求められる技術的能力や検査項目・方向を示したもの。共通の取引ルールが示される。

今回のガイドラインでは、既存住宅売買の際に、目視を中心に歩行可能な範囲で住宅の現況を把握する「もっとも基礎的なインスペクション」が対象。このため、瑕疵の有無、耐震性・省エネ性レベルの判定、現行建築基準法への適合性、設計図書との照合などは含む必要はない、としている。

guideline
ガイドラインに法的な拘束性はないが、インスペクションサービスを提供する民間会社に対して、検査項目、検査人の資質、情報公開の範囲などについての基準をもうけて、検査品質の確保をはかるもの。

ガイドラインでは、検査の範囲として、(1)構造の安定性 (2)雨漏り・水漏れ (3)設備配管の劣化 の3つの観点で具体的な検査部位、劣化とみなす基準、検査方法などを挙げた。検査報告書は、現況検査した部位の結果の記録だけでなく、物件状況によっては検査できなかった部位の写真やその理由記載を求めた。また、検査の第三者性を確保するため、自らが販売の当事者となる物件のインスペクションや、業者から金銭提供を受けたものがするインスペクションは認めていない。

情報公開面でも、事業者の基本情報、検査料金体制、委託業務先、検査以外の業務内容、検査人が保有する資格などの開示が求められている。料金は、目視を中心に2から3時間の検査で5~7万円程度が基本。

これまでの中古住宅売買では、売り手、買い手、仲介業者、金融機関までだれも建築物、特に木造住宅の知識がないままに取引されていたことからすれば、一定レベル以上の資質をもった検査員による検査が根付くだけでも大きな進歩と言える。(2013/6/25)