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TOTO 節水型タンクレストイレ 国内初の4.8L型

2009-06-29 (Mon) 16:15
TOTOは今後発売するトイレの主力製品を洗浄水量4.8L型の切り替えて、2011年までに全世界の住宅用のトイレの80%を節水型にして、新たな世界標準化とする方針。

国内ではタンクレスの「新ネオレスト ハイブリッドシリーズ」にAHタイプとRHタイプの二種類を8月3日から発売するとのこと。参考までに、このシリーズは優れた節水技術が評価され、2008年7月の洞爺湖サミットでは、国際メディアセンターの「環境ショーケース」で日本が世界に誇る最先端の環境配慮技術商品の一つとして展示されたものです。(TOTOニュースリリース 2008/07/02より抜粋)

節水を実現する同社の「ハイブリッドエコロジー」は、給水圧を自動で学習する機能を搭載。従来は吐水時間で流量を制御していたため、現場の水圧が異なれば、吐水量も異なってきた。新機能により水圧環境に応じて、吐水する時間を調整して、一回に流す水量を一定に保ち、従来比0.7Lの節水を実現したもの。従来の13L型との比較では68%の節水が実現できると試算している。更に、洗浄水量3.8Lの小洗浄や節電/省電力機能も拡充。

工夫 1 : サイホン洗浄力の強化

sessui-tネオレストハイブリッドシリーズのトイレの洗浄力は、水道直圧水で洗う「トルネード洗浄」と内蔵タンクから加圧されて流れる水で洗う「ゼット洗浄」の掛け合わせ(ハイブリッド)で生まれる。この排水の際の洗浄力を最大にするポイントになるのが、「サイホン作用」。今回、便器のボウル部に流体解析を応用したコンピュータシュミレーションの結果、排水管の角度を少し緩やかにすることで、従来の5.5Lから更に13%節水する4.8Lを達成することができたもの。1975年ごろの13Lと比較すると、なんと63%の節水率で、これを年間の標準的な水道料金で換算すると13,000円以上の節約が可能となる。この洗浄力を影で支えているのが、超平滑陶器技術の「セフィオンテクト」と超親水技術の「ハイドロテクト」の二つの「超エコ技術」。

工夫 2 : 低水圧でも大丈夫

4.8Lというわずかな水量でも本当にきちんと流れるのかが一番心配なところ。実際には、個々の現場の水圧は異なる上、時間帯によってもかなり違う。そこで今回TOTOが採用したのが自動学習機能。水が内蔵ポンプ用のタンクに溜まる時間からその現場の水圧を解読。ハイブリッドの水量バランスを微妙に変化させながら
個々の家庭に最適なポンプ圧で洗浄する。したがって、使い始めてしばらくするとどの家でも4.8L洗浄が実現できる。

工夫 3 :節電と省エネ

おしり洗浄便座(ウオッシュレット)の部分では、便座表面や洗浄水を温めるのに消費される電気代が気になるところ。節水技術ではトップのTOTOが節電分野でもトップレベルの業界初「おまかせ節電」機能を搭載した。家庭ごとであまり使用しない時間帯では、節電モードに自動的に切り替わるもの。使用のパターンが定型的な家庭で最も威力を発揮する。又、便座のふたが小さいRHタイプには、断熱材を挟み込んで保温性を向上させ、使っていない時の無駄な放熱を大幅に低減している。

工夫 4 :新ワンダーウエーブでおしり洗浄の快適さを実現 

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水の節約と強さやたっぷり感は反比例する。家庭用のコンセントからとれる電力は最大1200Wで、瞬時にお湯に替えて使える水の量には限界がある。そこで改良を重ねたのが、量感を感じさせる「大玉」と強さを感じさせる「小玉」を交互に、なんと1秒間にそれぞれを各50個、計100個の水玉を出す仕組み。これは驚きだ。

水資源の貴重さは日本では実感がないが、世界規模では人類の命運と生存を左右するといってもいいくらいの大きな課題。人口増と生活水準の向上で、水不足は深刻だ。現に地球上ではアフリカを中心に5人に1人の12億人が安全な水を確保できていません。たかがトイレの洗浄水量と思いがちだが、洗浄水量を6.0Lから4.8Lに切り替わるだけで、全世界で年間12万トンを節約できるという。

TOTOの活躍と4.8L洗浄が新グローバルスタンダードになることに期待したい。(090630)(090909edit)