環境共生のキーワード 地球環境の保全と共生を考える

自然を利用した省エネルギー手法

 太陽エネルギーの利用  太陽の光エネルギーを利用するのが太陽光(ソーラー)発電システム
 熱利用が太陽熱温水器(ソーラー)
 同じソーラーだが、利用の対象が光と熱ではまったく異なるもの。
 屋上/壁面緑化  編集中
 節水と雨水利用  編集中
 光触媒技術と環境  二酸化チタンの光触媒を応用した環境商品のごあんない 
 遮熱塗料  日射を遮蔽して建物内部への熱の侵入を防ぐ塗料

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省エネ・創エネを実現するシステム機器については、こちらをご参照ください。

LTtarget1990年比で▲25%の削減が2009年に鳩山政権が掲げた温暖化ガスの排出量削減目標だが、最大のネックになっているのが、家庭部門。

kateiCO2家庭から排出されるCO2は、削減どころか、逆に35%も増加している。日本のエネルギーはモノづくりで45%、日々の暮らしで55%を消費している。日々の暮らしのなかで、家庭部門は約1/3、つまり日本全体では約2割を占める大きな分野。

日本の低炭素エネルギー戦略は、日々の暮らしでエネルギーを削減し、高効率のモノづくりで世界をリードすること。家庭部門での削減は、重要な課題である。2010年6月改訂の「エネルギー基本計画」では、2030年までに家庭部門のエネルギー消費から発生するCO2を現状から半減する方針が打ち出された。

しかし、その目標達成が絶望的化というと、決してそうではない。実質的な排出をゼロに、あるいはマイナスにする様々な試みがなされている。再生可能エネルギーの活用でトータルのエネルギー使用量を相殺するZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウ)がそれである。「建築・住宅の見える化」を促進する表示制度や省エネ設計に関する計算プログラムや評価システムの整備も始まってきた。

太陽光発電など出力が不安定な電源を安定的に送電網に取り組んだり、電力の需要や供給をきめ細かく制御する「スマートグリッド」構想も明らかになりつつある。地域でエネルギーを効率的に利用する「スマートコミュニティ」は家庭内やオフィスでのエネルギー利用状況を「見える化」して電気・ガス・水道等の需給情報を一元的に把握・管理する「スマートメーター」や「ホームエネルギーメネジメントシステム」が現実化しつつある。エコカー政策で検討が始まった「次世代自動車」構想でハイブリッド(HV)車や電気自動車(EV)が普及すれば、車の蓄電池に蓄えられた電力が家庭で消費されるというエネルギーの共用化と一括管理の時代が始まる。

これに合わせて、制度面での新築住宅の省エネを義務化する方向性も具体的になってきており、今のところ2020年までには段階的に省エネ基準への適合義務化がされそうだ。省エネ機器を購入して使いこなすには、国民の意識やライフスタイルの変革が不可欠であるので、政府と民間の協働による広報や啓蒙活動が肝要である。既存住宅やビルの省エネ改修や流通の促進も大きな課題で、現場へのトラブルを回避しながらの政策実現を臨みたい。(101215)